トムとジェリーの最終回
アメリカで生まれたアニメ「トムとジェリー」は、日本でもよく知られています。
でも、こんな都市伝説があったことは、ご存知でしょうか?
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アニメでは、いつも追いかけっこをしているように見えるトムとジェリー。
でも最終回では、ジェリーが大人に成長したときには、トムが天国に行ってしまっていたといわれているのです。
トムは猫、ジェリーはネズミ、猫が死ぬときには誰にも見えないところに姿を消すといいます。
トムも、余命わずかと知って、ジェリーの前から消えたのです。
なぜトムが宿敵ともいえるジェリーの前から姿を消したかといえば、ジェリーが自分を永遠の喧嘩相手だと思ってほしかったからです。
トムの願いがかなったのか、ジェリーはトムがいなくなっても悲しみませんでした。
しかし、最高のスリルを楽しんだ相手がもういないのには、おかしいなと思いました。
胸の当たりが変な感じがしても、それが何なのかはまだジェリーにはわからなかったのです。
トムとジェリーの都市伝説は、ここからが切ないところ。
ある日ジェリーが一匹の猫を見かけたことから、この猫を相手にまたジェリーとのような喧嘩をしたいと思ったのがきっかけでした。
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穴あきの三角チーズをねずみ取りに仕掛けたジェリーは、猫がトムのように罠にひっかかるのを隠れて待っていました。
相手が近づいてきたら、自分がねずみ取りに引っかかるふりをして、逆にトムをねずみ取りに引っかけてやるのがいつもの作戦でした。
ところがその猫は、トムのようにチーズを狙ってねずみ取りに引っかかってはくれず、先にジェリーのことをガブリと噛んでしまったのです。
本気で猫にかまれたジェリーは、トムがいつも自分を加減してかまっていたことを始めて知りました。
トムはいつも、ジェリーのいたずらに引っかかったふりをして捕まえないでいたのです。
そのとき初めて、トムがいなくなってから胸のあたりに違和感を感じたのがなぜなのかにも気付きました。
それは、他の何にも変えられない友達をなくしてしまった悲しみだったのです。
猫にかまれて意識が薄れていく中で、ジェリーは空中にやさしく微笑みかけるトムがいるのに気付きました。
2匹は天国で、今度こそ永遠に終わりのない追いかけっこをして楽しむのでしょう。
「待ってたよ」「また追いかけっこができるね」そんな会話を交わしているかもしれません。
トムとジェリーは、昔のアニメだと思っている人もいるでしょう。
しかし、作者の亡くなった今でもトムとジェリーは新作が制作されています。
最終回が来てしまったら、都市伝説のように2匹が悲しい思いをするかもしれませんから。
永遠に宿敵で、永遠に友達、それがトムとジェリーの関係であり、結末はハッピーであってほしいと誰もが思っているのです。
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