進撃の巨人の都市伝説・裏設定を考察|2期EDの謎は完結後どう見える?

 

2期エンディングの不穏な絵、未来を知っているような言葉、単行本の読めそうで読めない文字。『進撃の巨人』では、小さな違和感が物語の核心へつながることがありました。

だからこそ、実際の伏線と、ファンが重ねた都市伝説の区別も難しい作品です。「これから明かされる謎」のまま止まっていた話を、アニメ完結後の視点から読み直します。

ネタバレと確認範囲

本記事は原作・アニメの終盤に触れます。作品の描写に基づく考察と、作者の発言を確認できないモデル説は区別しています。

2期ED「夕暮れの鳥」は、なぜ怖いと言われる?

Season 2のED曲は、公式の音楽情報に掲載された神聖かまってちゃんの「夕暮れの鳥」です。曲の不穏さだけでなく、絵画や昔話を思わせる映像が、まだ知らない過去の記録のように見える点が印象に残ります。

人々の行進や食卓などの断片を、当時は伝承や儀式の絵として受け取った人もいたでしょう。物語の先を知って見直すと、巨人の力が受け継がれる歴史と結び付けて読める場面があります。

ここで大切なのは、「怖い映像だから現実の事件を予言した」と飛躍しないことです。本編との対応を探す伏線考察と、映像にない意味まで当てはめる都市伝説は分けると楽しみやすくなります。

「ラスボスはエレン」説は、完結前の予想からどう変わった?

物語の途中には、仲間を守る主人公エレンが、やがて仲間の前に立ちはだかるのではないか、という予想がありました。終盤では地鳴らしが世界へ及び、かつて共に戦った者たちがエレンを止めようとします。

今では「正体がこれから分かるラスボス」という段階ではありません。一方、エレンを単純な悪役と呼ぶだけでも、守ろうとしたものと奪ったものの矛盾を取り落とします。予想が当たったかだけでなく、なぜ主人公を止める物語になったのかを考える余地が残ります。

ループ説と未来の記憶を、同じものにしない

第1話の夢や、まだ知らない人物の名前が語られる場面から、「同じ時間を何度もやり直している」というループ説が生まれました。

ただ、本編で示される巨人の記憶の継承や、道を通じた過去・未来の関わりは、それだけで世界全体の反復を意味しません。似た構図が繰り返される演出と、文字どおり時間が巻き戻る設定も別です。

完結後の描写を踏まえても、どの場面を夢・記憶・可能性として読むかには考察の余地があります。作品が明言した仕組みの外側まで「ループ確定」としてしまうより、違う読み方を並べたほうが謎の輪郭が見えてきます。

大地の悪魔は何だったのか

悪魔と少女の絵や伝承からは、始祖ユミルが悪魔と契約したようなイメージが生まれます。しかし、作中で伝えられる歴史は、語り手の立場によって英雄譚にも悪魔の物語にも変わります。

ユミルが木の内部で謎の生物と接触する描写と、「契約した悪魔」という伝承は、そのまま同じ説明ではありません。ハルキゲニアに似ているという見立てや、宇宙から来たという説もありますが、外見の類似だけで実在生物や出身地を確定することはできません。

未知の存在そのものより、それを人間がどう語り、支配や正当化に利用するか。そこへ注目すると、「大地の悪魔」という呼び名にも違った怖さが見えてきます。

巨人のモデル説と、実在したと言われる食人一家

作中のソニーとビーンという呼び名から、食人一家ソニー・ビーンの伝承を連想する説があります。ただし、その伝承自体の史実性と、『進撃の巨人』全体がその実話を再現しているという主張は、それぞれ別に確認する必要があります。

巨人の姿をプロレスラーと比べる話もあります。超大型巨人とジャイアント・ゴンザレス、鎧の巨人とブロック・レスナー、といった比較です。今回、個々のモデルを断定できる作者の一次発言までは確認できませんでした。

体格や衣装に似た印象を見つけるのは面白い一方、「似ている」から「作者がその人物をモデルと発表した」へは飛べません。以前掲載していた比較画像も、公式のモデル証明としてではなく、見た目を比べる材料として残しています。

ザクロ・クルミ・単行本の文字に隠された意味は?

ザクロに生死の象徴を、クルミに神話とのつながりを見る考察もあります。しかし、画面に果実があることと、その意味を制作側が説明したことは別です。出典のない「こういう意味らしい」を公式の裏設定にしないようにします。

単行本の内側にある文字については、カタカナの向きなどを変えて読む遊びが知られています。文章を丸ごと転載するより、壁や人類の歴史をどう語っているかを、本編の情報と照合してみると面白い部分です。使用する版や掲載箇所によって、まず実物を確かめる必要もあります。

OPの外国語の歌詞を独自の訳だけで裏設定へ結び付けたり、根拠のない放送休止の噂を制作事実として扱ったりはしません。言葉の響きと絵の印象だけでなく、確認できる資料へ戻ることが、伏線を読む近道になります。

完結してからも残る、都市伝説の楽しみ方

アニメは2023年11月4日24時放送の完結編(後編)で終幕し、その後2024年11月8日公開の劇場版「THE LAST ATTACK」へもつながりました。「今後明らかになる」と待つだけではなく、結末を知った自分が序盤をどう読み替えるかを楽しめる作品になっています。

最初は意味が分からなかった一枚の絵に、今なら何が見えるでしょうか。公式に説明されるところと、まだ自分で考えたくなるところ。その境目を残して読み返すと、謎が解けた後も作品の不穏さは消えません。

あわせて読みたい

同じ作品の別の噂や、漫画が未来を予言したと言われる話も紹介しています。

各記事も、噂と確認できる情報を分けてお楽しみください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アニメやゲームにまつわる都市伝説・裏設定・怖い噂・考察を調べるのが好きなサイト管理人です。

ネットで広まった噂をただ紹介するだけではなく、作品内の描写や公式情報なども確認しながら、

「なぜこんな都市伝説が生まれたのか?」

という背景まで楽しめるように紹介しています。

都市伝説には、事実として確認できるものもあれば、ファンの考察から広まったもの、出所が分からない噂もあります。

このサイトでは、それらをできるだけ区別しながら、思わず誰かに話したくなるアニメ・ゲームの都市伝説を集めています。