崖の上のポニョの都市伝説「本当は死後の世界だった!?」
宮崎駿、というよりジブリのアニメには、メッセージ性の高い作品が揃っています。
そんなわけで数々の都市伝説が残されているのですが、ポニョにまで都市伝説が流れているといったら気になりませんか?
可愛らしい名前は、長編アニメ『崖の上のポニョ』に出てくる魚の子の名前。
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『ハウルの動く城』から実に4年ぶりのジブリ長編アニメとして異例のヒットを放ちました。
舞台は海沿いのとある街、5歳の少年・宗介に助けられたポニョが人間になるまでの1人と1匹(尾)の交流を描いた物語です。
キャッチコピーは、
「生まれてきたよかった」
「子供時代にした約束は、忘れることがない」
「大事なものは、半径3m以内に揃ってる」
「生まれてきてよかった」
というのは、つまり生きていてよかったということで、劇中に起こる津波の悲劇がその言葉を象徴しています。
東日本大震災が発生する7年も前に制作・公開されたアニメではありますが、今見直してみるとより深い味わいがあります。
さて、このアニメにまつわる都市伝説とは、死後の世界を描いているのではないかということ。
下に続く。。
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なぜこんな都市伝説が流れるようになったのかといえば、1つに激しい津波で水に埋もれてしまった街が出てくるわりに海水が透き通っているという理由があります。
宗介の父親も船の墓場にたどりついた経験を観音様の助けと語っていますが、実は観音様によって魂が召されたのではないでしょうか。
船長も、「船の墓場だ。あの世の扉が開いたんだ」と言っています。
それは、母親が「今は不思議なことがいっぱい起きているが、後で理解することができる」という言葉を出したことにもつながっています。
ポニョが魚に戻るシーンでは、不思議なトンネルをくぐったように描かれています。
これこそ、あの世へとつながるトンネル。
日本は海に囲まれた島国、昔から大津波の災害に遭ってきた歴史もあります。
この世とあの世があり、死んだ後もいつまでも覚えていることがある、絆は切れることがない、と宮崎駿氏は教えてくれているのかもしれません。
宮崎駿氏だけでなく、ジブリアニメと縁の深い作曲家も気になる発言をしています。
その作曲家とは、『崖の上のポニョ』をはじめ、ジブリアニメではよく知られる久石譲氏。
「『崖の上のポニョ』の音楽を作る時には「死後の世界や輪廻、魂の不滅など哲学的なものを取り入れながら、そして子供にも理解してもらえる音楽を作るのにはどうしたら良いか。ここに一番悩みました」
こんな決定的な発言をされたのでは、もうあの映画の世界観は初めから死後の世界を描こうとして作られたものだと証明されたようなもの。
ただ、宮崎駿氏やジブリ側からは、死後の世界を描いたとは語られていないのに謎が残ります。
いずれにしても、世の中には悲しいことや辛いこともあるからこそ、楽しいことが際立つのだと知らせてくれるのがジブリアニメの特徴。
そんな現実感が、幅広い世代に受けているのでしょう。
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