『ハウルの動く城』を想う宮崎駿と都市伝説
ジブリアニメを一度は見たという人は多いと思います。
そんなスタジオジブリの映画の興行収入も軒並み上位に食い込んでいて大人気です。
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ジブリの固定ファンも多くいます。
その中から今回、ご紹介するのは2004年1500万人を動員し、興行収入第2位の「ハウルの動く城」です。
こちらの作品に都市伝説があるのをご存知でしょうか?そしてハウルの動く城には原作があったのです。
原作とは違うハウルの動く城の謎??
ハウルの動く城の原作は1986年間にダイアナ・ウィンジョーンズ作の「魔法使いハウルと火の悪魔」というファンタジー小説です。
原作を読まれてない方には、ネタバレになってしまいますが、原作では、ハウルとソフィーは最期に死んでしまいます。
ジブリ映画を見た人にはショッキングかもしれませんが、原作は原作で一応ハッピーエンドです。
では、何故ジブリ映画では二人は死なずにエンディングを迎えたかと言うと、宮崎駿監督は『この世は生きるのに値するんだ』ということを、子供たちに伝えるのが根幹にあるとおっしゃています。
つまり、「この世を生きなくてはいけない」と言うことを伝えたくて原作と映画を別けたのでしょう。
もう一つ原作と映画の違いは?
原作にはなく映画には出てくるストーリーがあります。
それは、戦争のシーンです。
宮崎駿監督は戦争に対して強く抵抗を持っていて、多くの人が戦争の残忍さ、怒りや悲しみしか残らないことを知っています。
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宮崎駿監督は安倍首相や百田尚樹さんも痛烈に批判されたことがあります。
なのでこの「ハウルの動く城」も「火蛍るの墓」と同様の反戦映画という位置づけだったのかもしれません。
不可解なソフィーのキャラ設定が都市伝説化?!
ソフィーといえば、魔法使いに魔法をかけられて、見た目はおばあちゃんで年齢は18歳。
その魔法を解くために、家をでてハウルと出会い、共同生活をしながら恋に堕ちるというものです。
ジブリ映画は家族向けの映画がほとんどで主人公がおばあちゃんというと、やはり興味があまり湧かなくなります。
ですが、おばあちゃんの設定で映画を撮ったのには訳があり、その訳とは原作があるということです。
原作の著書でもあるダイアナ・ウィンジョーンズが牛乳アレルギーになってしまいます。
牛乳アレルギーとは、なにも発作や湿疹、アナキラフィシーのようなものだけでなく、彼女に起こった症状は、髪が白髪にシワがでてくることです。
つまり、彼女自身がソフィーであり彼女を主人公としたファンタジー小説だったのです。
そのことで原作を映画化するときにも設定は変えられなかったのです。
間違えちゃたよ!ハウルの動く城!
そもそも、「ハウルの動く城」は、森田守監督だったそうです。
ですが原作のストーリーとジブリの世界観を表現するのは難しく、そこで白羽の矢が立ったのが、宮崎駿監督です。
結果、映画は大人気で興行収入も第2位という記録を打ち立てました。
宮崎駿監督も一番思い出に残る作品だと位置づけました。
それは、宮崎駿監督も「ハウルの動く城」は「相当格闘しました」と言われてるほど難しかったようです。
インタビューの中では「スタートが間違いだったと思うんですが」と苦笑い。
やはり原作があると、宮崎駿監督の世界観をすり合わすのは難しいようです。
もし、ハウルの動く城の続編があれば、是非宮崎駿監督の意志を継いだ作品を観てみたいですね。
続編のハウルの動く城も都市伝説を生みそうですね
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