ムーミンの世界は核戦争後の地球
ほのぼのとしたアニメ『ムーミン』の世界にも、都市伝説があることをご存知でしょうか。
子供の頃に慣れ親しんだアニメに悲しい都市伝説が残されていることを知ったら、これまでのイメージが一変するかもしれません。
その都市伝説とは…ムーミンに描かれている世界が核戦争後の地球だというのです。
原作はフィンランド人の女性作家、2001年に没した方なので核がどんなに恐ろしいものかを知っている世代。
北欧に昔から伝わるムーミントロールという妖精の世界を描いたとはいいますが、妖精というにはちょっと無理のある姿ですよね。
ぼてんとしたお腹がふくらんだあの姿は、都市伝説では強烈な放射線を受けて何らかの生き物が変異したものだといわれています。
もともとの生物は、人間だったのかもしれません。
変異してしまった人間とスナフキンやミーのように人間のままの姿でいられる人が、見た目は変わってしまっても共通の言葉でコミュニケーションをとっているのです。
では何故ミーは、人間のままの姿でいられるのでしょうか?
実は、ミーにも悲しい運命が降りかかったのです。
下に続く。。
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それは、放射線の影響で成長が止まってしまったということ。
幼い頃に大量の放射線を浴びてしまったミーは、幸いなことに知能は助かりましたが普通の人間として成長できなくなってしまいました。
そんな不運を吹き飛ばそうとするかのように、ミーはあんなにハチャメチャに元気でおませな様子を見せているのです。
ムーミン達があきらめたようにのんびりのんびりと暮らしている理由が、これでおわかりでしょうか。
人間の姿のままでいる存在といえば、スナフキンがいます。
彼は放浪詩人のようなキャラクターとして登場しますが、それは仮の姿。
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実は退役軍人で、核戦争後の世をはかなんでああして定職も定住先も持たずにあちこちをさまよっているわけです。
旅をしながら、もう見つかるはずのない死んだ軍人仲間の亡骸を探し求めているのだともいいます。
スナフキンは、どうにもならない世界を旅しながらも生き続けなければならないことを知っています。
それで、あの脱力感がみなぎる雰囲気をかもしだしているのです。
ムーミンの最終回にも、都市伝説が語り継がれています。
冬になり雪が降って、トロール達が冬眠に入るという設定なのですが、これは永遠の眠りについたという意味があるのだといわれています。
この雪、ただの雪ではなく核戦争後に環境異変で起こると考えられている大氷河期の始まりなのだそうです。
核兵器の乱用により、灰や煙が大気中に数年間も撒き散らされ、日光は遮られてしまいます。
太陽の光が地上に届かなければ、気温が急低下して植物も育たなくなります。
そういえば、ムーミンの住む世界はいつも薄暗いですよね。
核戦争後に起こるとされている核の冬は、宇宙物理学者が提唱してきた考え。
永遠の眠りにつくことが核戦争後の世界で生き続けるよりも幸せなのか不幸なのかは、今のところムーミン達しか知りません。
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