風立ちぬの都市伝説『菜穂子の謎や裏設定、UFOとの関係』

 

2013年スタジオジプリ制作の人気アニメ映画「風立ちぬ」。

この長編アニメ映画には様々な都市伝説が語られてきました。

また、UFO研究とも大きく関わりが有ったとこと、キャラクター達の背景等、調べてみました。

最後までお読みいただければ幸いです。

 

「風立ちぬ」と宮崎駿の関係

世間では:「風立ちぬ」が宮崎監督の最後の作品になるのではと噂されていました。

今作が彼の引退作になるのでは、という疑惑について調べていきたいとおもいます。

 

「風立ちぬ」実は宮崎駿最後の作品になる!?

「風立ちぬ」が製作された2013年当時、これを最後に宮崎駿監督は引退するのではないか、と言われました。

「風立ちぬ」のキャッチコピー「生きねば。」は宮崎監督の遺言状であるとも宣伝されたことで本作を最後に引退するのではないかと囁かれました。

 

ところが、宮崎駿は2017年2月に長編映画への復活を宣言しました。

彼はベストセラーとなった漫画「君たちはどう生きるか」を映画化することへの意欲を見せたのです。

つまり、引退宣言を撤回しました。

 

宮崎監督の「引退」にまつわる都市伝説

 

宮崎監督は過去に幾度も引退宣言をしては撤回…を繰り返しています。

1997年公開の「もののけ姫」でも引退宣言をしていましたが後に撤回しています。

さらに2001年に「千と千尋の神隠し」が公開された時にも「もうアニメは無理」と引退をほのめかしていましたが結局しませんでした。

このような事から熱心なジプリファンは「風立ちぬ」で引退を仄めかした時も「嘘だな」や「引退詐欺」と考えていました。

 

風立ちぬは堀越二郎の半生

「風立ちぬ」は「エンジニア、堀越二郎」の半生をアニメ化した映画です。

堀越二郎はかつて日本に実在した航空機などを設計した技術者として有名で、旧日本軍のゼロ戦などを生み出しています。

しかし、本作で描かれるストーリーは映画オリジナルの創作になっています。

 

風立ちぬとUFOの都市伝説

 

「風立ちぬ」と「UFO」は密接な関係にあるといわれています。

それは一体なぜなのか、調べてみたいと思います。

 

実はUFO研究の第一人者だった主人公と盗まれた12個目の仮説の謎

 

「風立ちぬ」のモデル堀越二郎ですが、彼は日本におけるUFO研究の第一人者であったことが明らかになりました。

というのも、堀越二郎は「アーノルド事件」といわれるUFO発見の最大の原因になった事件を独自に調査していて、12の仮説を打ち出していました。

その詳細な仮説を検証した結果、「UFOは実在するのだ」という確信につながっていったそうです。

この12の仮説というのは、途中まではアメリカ軍と同じく「錯覚」を証明していたそうですが、最後の1つだけ「UFOの存在を認めた」ものがありました。

しかし、この12個目の仮設を記したノートは何者かに奪われたそうです。

技術者として「UFOは実在するのだ」ということを証明してしまった為、以降堀越二郎は日本におけるUFO研究の第一人者としてオカルト業界に名を知られるようになりました。

 

アーノルド事件

アーノルド事件とは一体なんなのでしょうか。

1942年、ケネス・アーノルドと言う飛行士の男性が軍からの依頼である輸送機の捜索していた時に発生しました。

アーノルドはレーニア山を飛行中、ある不思議な飛行物体を見ます。

当初ジェット機か何かと思いこんでいましたが、物体に尾部は見当たらず、平たい形状で、翼があり、ジェットエンジンの音なども聞こえてきませんでした。

ことからこれは地球上の物体ではないことに気が付きました。

その後、この騒動はアメリカで社会問題になり、国をも巻き込む大きな問題になりました。

やがて、アメリカ政府はこれをアーノルドの錯覚と判断し、この話は無理矢理収拾されました。

ですが、現在に至るまで議論は続いていて多くのオカルトマニアたちを魅了している事件の一つにもなっています。

 

原作と映画の違い

 

「風立ちぬ」は原作が存在しています。

原作は宮崎駿自身が書いた漫画だと言われています。

しかし、その漫画と映画で違うのは漫画の「風立ちぬ」ではキャラクターが動物を擬人化したような姿で描かれているのが特徴になっていて、

「紅の豚」のように主人公の堀越 二郎はブタが擬人化したような姿で登場するのです。

映画版ではこの描写はなくなり、普通の人間になりました。

宮崎監督曰く「漫画は趣味で書いたもの」とのこと。

映画は違うようにしたのではないかと思われます。

さらにそもそもタイトルの「風立ちぬ」は堀辰雄の小説とタイトルが同じであり、これがベースになっています。

 

ヒロイン菜穂子の謎

ジブリにはナウシカのように特徴的なヒロインが多く居ますが、「風立ちぬ」にも里見 菜穂子と言う独特なヒロインがいます。

彼女にも多くの謎がありますので、紹介していきたいと思います。

 

菜穂子の死因はなんだったの?宮崎駿監督は、菜穂子を死なせたくなかった!?

ヒロイン菜穂子は最終的に結核で死んでしまいます。

なぜこうなったのか「風立ちぬ」の元の小説「風立ちぬ」の原作者、堀辰雄の婚約者が結核で死んでしまった事が元になっています。

しかし、宮崎監督は菜穂子を死なせたくなかったのではないかと言われています。

かつて、「もののけ姫」のエボシも最初は死なせる予定でしたが生存させることになりました。

今回の菜穂子も同じように生かしておいたのではないかと思われます。

 

ラストの菜穂子のセリフの意味が怖い?深い?

劇中ラストで菜穂子は主人公に何かをささやきます。

このセリフ、ファンによっては「生きて」とか「来て」とか解釈が分かれています。

当初は「来て」というセリフだったそうですが、宮崎監督と主人公の声を演じた庵野英明との会話の中で「生きて」に変更されたそうです。

このことについて鈴木プロデューサーは以下のようなコメントを残しています。

 

宮さんの考えた(風立ちぬ)の最後って違っていたんですよ。3人共死んでいるんです。それで最後に(生きて)っていうでしょう。あれ、最初は(来て)だったんです。これ、悩んだんですよ。つまりカプローニと二郎は死んでいて煉獄(ダンテの神曲)にいるんですよ。

当初の企画では既にみんな死んでいたというシナリオだったそうです。

 

実は魔性の女!?菜穂子の都市伝説が怖すぎる

菜穂子ですが、実は魔性の女ではないかと一部ネットで大きな話題を集めています。

それは主人公には別に想う女性がいましたが、その女性から主人公を奪うために「あなたにまた会えるように泉で祈っていました。」というロマンティックなセリフがあります。

実はここで女の戦いが密かに行われていたのではないかということから菜穂子は魔性の女ではないかという声があるようです。

 

 

「風立ちぬ」の主題歌に関わる都市伝説

「風たちぬ」の主題歌、松任谷由実の「ひこうき雲」ですが、この歌には暗い過去があるそうです。

それは松任谷由実が高校生のころ、学生同士が集団自殺する事件がおきました。

その事件が近所に住んでいた団地であったことがきっかけで若者の死について考えさせられる事が多かったそうです。

また、筋ジストロフィーにかかっていた同級生が亡くなって、お葬式に向かった時に遺影が別人にみえたことにも衝撃を受けました。

そんな経験から松任谷由実は若者の死は飛行機雲のようだと考えてこの曲を作ったと言われています。

この曲を主題歌にすることで本編で描かれなかった戦争や特攻で死んでいった若者たちの死を暗喩していたのではないかとも言われています。

 

クレーマーに目をつけられた!?

映画「風立ちぬ」ですが、本作は様々なクレーマー団体に目を付けられたことで有名になっています。

 

禁煙推進団体からクレームがきた

 

「風立ちぬ」は禁煙を推進する団体からクレームが来た事がありました。

その理由は主人公の堀越二郎が愛煙家で、頻繁にタバコを吸う場面があるからです。

それだけならまだしも、問題は結核を患ってしまった菜穂子の病室でタバコを吸う場面が非難される事になりました。

この事は、禁煙を推進する医師団からのクレームもあったと言われています。

 

韓国からクレームがきた

国内だけではなく国外からもクレームが来ました。

それは韓国ネットユーザーからのクレームでした。

主人公の堀越二郎は実在の人物で、彼はゼロ戦を製作していた技術者でもあることから

かつての日本の軍国主義時代を肯定している

ゼロ戦を作り出していたのは強制労働させられていた韓国・中国の人々であるはずなのにそこを描かないのはおかしい

とクレームをいれていました。

これに対して宮崎監督は記者会見の席で…

 

堀越は軍の要求に抵抗して生きた人物だ。あの時代を生きたというだけで罪を負うべきだろうか

と返しました。

 

その他の都市伝説

それ以外にはどんな都市伝説があるのでしょうか。

実際に見てみましょう。

 

なぜ主人公の声優は庵野英明だったのか?

「風立ちぬ」の主人公堀越二郎は「新世紀エヴァンゲリオン」の監督、庵野英明が演じています。

庵野英明は宮崎監督の下で以前働いていて、前々から「ゼロ戦」を描きたいとジブリに在籍していた頃から周囲に話していました。

そこで宮崎監督はアニメーターではなく声優としてオファーをしたと言われています。

なぜ庵野英明が選ばれたのか、宮崎監督は佇まいが凛としていることと早口なことを特徴としてあげていました。

 

堀越二郎の上司、黒川は宮崎駿に似ている?

主人公堀越二郎の上司として出てくる黒川というキャラクターがいますが、宮崎駿監督にそっくりです。

制作者側も作っていくうちに宮崎監督に似てきたキャラクターになってしまい、宮崎監督自身

このキャラクターの声やりたい

俺だな、おい

というように本人も認めるそっくりなキャラクターになっていったそうです。

 

タイトルに「の」がない?

 

「風たちぬ」のタイトルにはジブリ作品では珍しく「」がついていないことで有名です。

今までのジブリ作品は「もののけ姫」「風の谷のナウシカ」などタイトルに必ず「の」がついていました。

付いていない理由は様々ありますが、原因は不明です。

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