HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の都市伝説【裏話や登場人物、地名の由来】

1998年「週刊少年ジャンプ」にて連載開始、今でも多くのファンを持っている「ハンター×ハンター」。

今回はそんな“ハンター×ハンター”略して「ハンター」の持つ魅力や都市伝説について検証していきましょう。

ぜひ、最後までご覧ください。

 

ハンター×ハンター概要

 

では、「HUNTER×HUNTER」という漫画は一体どのようなものなのでしょうか。

 

基本的なアラスジは“ハンター”と呼ばれる特殊な職業の持った人々がいる世界と言う設定のお話です。

 

その中で伝説的なハンターであるジンの息子、主人公“ゴン”が住みなれた島を離れて、父親に並ぶようなハンターになるため、また父親に再会するため、相棒の“キルア”とともに様々な冒険を行い成長していくというストーリーです。

 

主人公はゴンなのですが、ストーリーによってはゴンがほとんど登場しなかったり、脇役の話が描かれたりするなど、ある種の“群像劇的”な側面を持っているのが魅力の一つです。

 

また、少年漫画の中では特異的に残酷な描写多く、制作者は「主人公を殺しにかかっている」と語るほど容赦ない展開も魅力になっています。

 

つまり、いつ主人公であるゴンが殺されてもおかしくない緊張感があり作品のノリも頭脳戦や駆け引きがメインになっていて、多くファンはそこが好きだと語っています。

 

タイトルの由来

タイトル「ハンター×ハンター」は何から由来しているのでしょうか?

 

諸説ありますが、これは作者“富樫義博氏”が前作「レベルE」を終えた日、新連載のネタを考えていた時、彼自身「色々な物を集めるのが趣味だからハンターに関する漫画にしよう。」と思いついたと言そうです。

そして、ダウンタウンの番組を観ていて「なんで二回いうねん!」というツッコミをみて

HUNTER×HUNTER”“ハンター×ハンター”というタイトルを思いついたと言われています。

 

キャラクター、地名の由来と都市伝説

ハンター×ハンターには多くのキャラクターが登場します。

それぞれの名前には、ちょっと変わった由来があると噂になっています。

 

例えば、主人公のゴン・フリークスの名前の由来についですが、90年代末~00年代初頭にかけて放送された旧アニメ版ハンター×ハンターでゴンを演じた声優竹内順子さん曰く「ゴン・フリークスという名前はコーンフレークからつけられた」という話をしていました。

 

さらにゴンの相棒であり親友のキルアに至っては兄弟たちの名前を並べるとしりとりになるそうです。

 

実際に「イル」「」「」「」「ルト」と並べると、しりとりになっているのがわかります。

 

キャラクターの名前だけではなく、劇中に登場する大陸の地名なども実際にあるものをベースにしています。

例えばファンの間でも人気が高い「幻影旅団編」で舞台になった“ヨークシンシティ”はニューヨークをもじったのではないかと言われています。

 

ニューヨークで「ニュー」は「」つまり「シン」に、そしてヨークシンシティになったのではないかといわれています。

 

幻影旅団編はマフィアが出てきたり、主人公がマフィアと暗殺者集団である幻影旅団との抗争に揃って巻き込まれそうになったりとかなり陰惨な内容です。

 

実はニューヨークもかつて、5大ファミリーと言われた中のイタリアンマフィアが街の様々な場所を支配し、また抗争を行い多くの人の命が失われた暗い歴史があります。

こういったことからニューヨークをモデルにした“ヨークシンシティ”を生み出したのではないかとも言われています。

 

幻影旅団編も内容はほとんどマフィアと暗殺者集団の抗争という血で血を洗う話であり、事情通の間ではNYを題材にした多くのノワール作品(犯罪映画)に富樫義博氏が影響を受けたのではないかと言われています。

 

しかし、今、上げた事は作者の意図したものであるかは不明であり一種の都市伝説として位置づけられています。

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ゲーム画面の都市伝説

アニメ“ハンター×ハンター”は、ゲームの世界でもちょっとした炎上が起き都市伝説に広まっていった事があります。

 

2015年から2018年2月22日までアニメ“ハンター×ハンター”は、携帯アプリゲーム「HUNTER×HUNTER バトルオールスターズ」として株式会社バンダイナムコより提供されていました。

 

そのゲーム画面に表示されるハンター文字を日本語に訳すと「おまえらぜんいんそうぜつなくつうをうけてしねばいい」と読める事がみつかってしまいました。

 

 

これを受け制作者側は後に謝罪、その後ゲームも2018年2月に終了することとなってしまいました。

 

プレイヤーをバカにしている」というコメントもありましたが、実はこの「おまえらぜんいんそうぜつなくつうをうけてしねばいい」は下請けのプログラマーが親会社の“バンダイナムコエンターテインメント”に対する仕返しとして組んだ一種の仕打ちなのではないかといわれています。

 

それは、バンダイナムコが統合される前のナムコ時代に制作されたゲーム「えりかとさとるの夢冒険」の中でもデザイナーの一人がスタッフへの不平不満がゲーム内の隠しメッセージ内で読めることがあり、ゲーム制作現場の悲惨さを物語る場面としても有名になりました。

 

今回のこの「おまえらぜんいんそうぜつなくつうをうけてしねばいい」というコメントも実はそうだったのかもしれないと噂されています。

 

 

雑誌と単行本の違い

またハンター×ハンターの特徴としてよく挙げられるのは単行本と雑誌では描かれる絵のクオリティーが違うというところにあります。

 

普通の漫画であれば下書きの上に色を足したベタ塗りをするのが普通ですが、ハンター×ハンターの場合はなんと下書きのまま、雑誌に掲載されてしまうのです。

 

そういう意味では雑誌に掲載されているものは「手抜き」なのですが奇妙な事にこの下書きの絵が意外と苦にならないというか変な味があり、特にホラー色の強いお話では不気味な下書きのままのほうがより恐ろしく感じるところがあります。

 

そのため、下書きの状態の雑誌でも完成された単行本の状態でも双方楽しめると言うのがファンから見たハンター×ハンターの良さと言っても良いでしょう。

 

しかし、そんなファンから見ても擁護できない一つの手抜きがありました。

 

それは2012年に出された32巻なのですが、これは単行本でも下書きのままだったという驚きの問題作でした。

 

実はこの単行本が出版された際、2013年に公開された『劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-』の抱き合わせのため急ピッチで製作されました。

富樫義博さんとしてはやる気が起きなかったのではないかと言われています。

 

また雑誌と単行本では絵だけではなく、セリフも修正される事がしばしばありました。

キメラアント編でその時のボスキャラでありました、メルエムが東ゴルドーと呼ばれる「北朝鮮」を模した国を襲撃した時に、命乞いをした女性達を前に「やはり白痴か?こいつら。」と吐き捨てる場面がありました。

 

この「白痴」という言葉が差別表現にあたるため、「阿呆」に修正されたそうです。

 

突然現れた”暗黒大陸”と”五大災厄”って?

現在、キメラアントとの壮絶な戦いを終えた主人公たちは「暗黒大陸」と呼ばれる謎の大陸に向かうと言う事が後のストーリーで明かされています。

 

そこには想像を絶する巨大な怪獣、そして人類を絶滅させかねない複数の危険生命体があるといわれています。

この暗黒大陸は、全ハンターの中でも最強のネテロ会長が若いころに足を踏み入れましたが、あまりの魔境ぶりに入口に入った時点で引き返したと言われています。

 

ネテロ会長も非常に強いキャラですが、個人の格闘家がどうこうできる世界ではなかったようです。

 

過去には暗黒大陸を冒険して生き抜いたものがいるそうですが、その一人が主人公ゴンの曾祖父との“ドン・フリークス”であると言われています。

 

そして、そこには五大災厄といわれる非常に危険な存在あり、その脅威はキメラアントすら凌ぐと言われています。

 

その5つとは…

 

  • 兵器【ブリオン】
  • ガス生命体【アイ】
  • 双尾の蛇【ヘルベル】
  • 人飼いの獣【パプ】
  • 不死の病【ゾバエ病】

 

これらは1000人規模の兵士でも立ち向かえないほどの危険な超能力を持っていると言われています。

これらの近くには「水の中に入れただけで電流を放つ鉱物」や「万病に効く薬草」など有益な資源があると言われています。

 

 

最大の敵、キメラアント

 

キメラアント編は多くの読者に恐怖興奮を与えた名作として有名です。

それまで最強キャラだったネテロ会長すらも「あいつは自分より強い」と云わしめるほどの危険な存在でした。

 

キメラアントというのは捕食した相手のDNAを採取してキメラ化した子供を生み量産することで、一大勢力を築き上げる凶悪なアリです。

作品中で一部の人間やハンターが使う超能力「念」を使う事が出来たり、個体によっては捕食される前の記憶を持ったままキメラアントに変化します。

 

人間の知力・獣の凶暴さ・アリの社会性これらを併せ持ったのが「キメラ」であり、永きにわたって主人公たちを苦しめました。

 

今でも名場面が多く、ファンたちの間で好かれています。

 

休載が多いのになぜ打ち切られない?

ハンター×ハンターは1年間ほとんど、休載している事があります。

でも打ち切りになる様子は全くありません。

 

これには多くの説がありますが、作者の富樫義博氏は80-90年代初頭に「幽遊白書」と言う看板作品を世に送り出し多くのファンを生み出しました。

そのような貢献もあり、その印税だけで莫大な金額になっていると思われます。

 

つまりお金には困らないと言うわけです。

 

いつ打ち切りになってもおかしくは無いですが、出版元の集英社としても「富樫義博」というヒットメーカーを手放すわけにはいかず、現状が許されてしまうのだと思います。

 

さらに昨今の出版不況は、漫画雑誌も例外では無く、年々読者を失っている事が危険視されております。

ファンの多い漫画家には何があっても離れてほしくないのが本音ではないでしょうか。

 

 

また、幸運なことに漫画ファンは休載が多い漫画をSNS等のネタにすることがしばしばあり、そういったことでも注目性が高いため、実は休載すればするほど集英社やファンにとっては美味しい事なのかもしれません。

 

というわけで今後はなにがあってもハンターハンターが打ち切りになることは無いでしょう。

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